あきた白神トピックス
水稲育苗へ巡回指導
水稲育苗の初期成育の確認や農家からの相談に応えるため、4月24日から管内3地区で苗代巡回を行いました。

食農教育に役立てて 教材本を寄贈

顏の見える直売所めざす

農機展示会開催
JAあきた白神は春の農繁期突入を間近に控えた17日、能代農機センター敷地内で農機展示会を開催した。
会場には、約20社の農機具メーカーの田植え機や畔塗り機など、最新の農業機械が一堂に展示されたほか、JAグループが、生産者の声を反映して開発した共同購入トラクターなども展示され来場したおよそ120人の関心を集めていた。
来場した組合員男性(65歳)は、「トラクターもそろそろ更新時期かなと思い展示会に来てみた。各メーカーを見比べることが出来て参考になった。JA担当者とじっくりと検討していきたい」と話した。
能代農機センター小川勝係長は「農家組合員のニーズをしっかり把握できるよう訪問活動などを積極的に行い、春の農繁期に向けて農業機械課職員一丸となって生産者をバックアップしていきたい」と意気込む。

『移住』×『農業』関心高める
能代市人口政策・移住定住推進室が企画した「能代農業探訪」(農業移住体験ツアー)が、3月17日からの2泊3日の日程で行われました。
このツアーには、首都圏在住で、これまで能代市には縁がなかった20代~50代の会社員や専業主婦など、男女8人が参加しました。
一行は、白神ねぎや白神山うどなどの収穫や出荷調整作業を体験したほか、能代市の郷土料理の調理体験をした後、その味を堪能。
能代市の農業事情や支援制度、農業者の暮らしを体験してもらうことが目的の本ツアーを企画担当した同市人口政策・移住定住推進室小野さくら副室長は「農業に興味を持ち、移住を考える方は全国に大勢いるが、同市への移住を呼びかけるだけでは、判断材料にもならない。実際に訪れてもらい、同市の魅力を肌で感じてもらうことで、移住先を選択する際に、選択肢の一つになるきっかけになってもらいたい」と本ツアーの効果に期待を込めます。
インスタグラムで「白神山うど」の写真を見て「収穫体験したい」と、ツアーに参加した東京都在住の50代女性は「山うどが大好物で、収穫を楽しみにしていた。作業を指導してくれたJA青年部の方の、農業に対する熱い想いにも感銘を受け、益々農業に関心をもった」と話してくれました。
一行は、農業体験のほか、旧料亭金勇や、バスケットボールミュージアムなど能代の名所見学などを行い、能代市の魅力を十分に感じとっている様子でした。

故郷への想いが生んだそば焼酎「鶴形こまち」誕生
能代市鶴形地区の鶴形そば製造加工株式会社(代表取締役小林吉郎)は、そば焼酎「鶴形こまち」を商品化し、今春から同市内の道の駅ふたついや同市内量販店で販売を開始した。
そば焼酎「鶴形こまち」は、応援してくれる鶴形地区の人たちへの恩返しと、鶴形そばの新しい可能性を求めて商品化が実現し2800本が完成した。
鶴形地区の「あきたこまち」と「鶴形そば」を使用した、そば焼酎「鶴形こまち」は、まろやかで豊かな「鶴形そば」の香りと、深い味わいで女性にも飲みやすいと注目を集め始めている。
鶴形そば製造加工株式会社の小林加奈子さんは「老若男女問わず喜ばれる、そば焼酎が完成した。是非、多くの方に味わってもらいたい。」と自信満々の笑顔をみせる。
同市鶴形地区では江戸時代から、そば作りが盛んに行われてきたが、同地区の過疎化に伴い、そば生産者は近年減少傾向。
この状況を解決するため、江戸時代から盛んに生産されたそばで鶴形地区に活気を取り戻そうと2004年に鶴形地区そば生産組合(組合長小林秀彦)が発足。
地域ぐるみでそばを生産、加工、そして販売に取り組み、地域の耕作放棄地等も活用して現在では、およそ70ヘクタールまで規模を拡大させた。
2005年には「「鶴形そば」を食べて喜ぶ顔を見たい」と鶴形そば製造加工株式会社を立ち上げ、鶴形そば粉100パーセントの生そばの販売や、イベント会場では露店を出店するなどしてイベントを盛り上げる。
小林加奈子さんは「イベント会場に、鶴形そばを食べに来てくれるお客さんもいる。「おいしい」と喜ぶ顔を見ることが何よりの原動力。」と笑顔を見せる。
そば焼酎「鶴形こまち」は1本720㎖入り1320円(税込)で販売。
問い合わせは、鶴形そば製造加工株式会社(0185-58-3262)

出荷間近!「白神きゃべつ」順調に生育中
今年度販売額1億円突破を目指すきゃべつ部会(塚本勝彦部会長)は、23日生育確認と今後の管理方法を確認するため、各圃場での現地研修会を開催した。
部会員や県農業振興普及課、種苗メーカーを講師に招きおよそ30人が参加した。
塚本部会長は「いよいよ白神きゃべつの収穫時期が近づいてきた。今後の高単価販売を願いつつ、収穫期までのこれからの成育管理が高品質出荷に重要となってくるので、本日の研修で多くを学び今後に生かしていきましょう。」とあいさつ。
県農業振興普及課からは「4月からは高温干ばつ傾向が続いたが、今後梅雨入り前に明きょを掘るなど、排水不良が心配される圃場では排水対策を事前に施してもらいたい。」などと注意喚起。
同JA営農指導員の大山真純美係長は「今年も干ばつ傾向であることが予想されることから、①石灰欠乏症(チップバーン)対策と、②病害虫防除を徹底してもらい高品質な「白神きゃべつ」を多く出荷してもらいたい。」と話す。

支店職員、地元園児と土に触れながら交流深める
藤里支店(高橋孝樹支店長)は19日に、支店協同活動の一環で、JAを身近に感じてもらい、農作業体験から作物の成長と収穫の喜びを感じてもらうことを目的に、藤里幼稚園の年長園児15人に、同園舎内の花壇やプランターを活用した食農教育活動を行った。
支店職員2人と同JA営農指導員1人が先生役となり植え付けの手順を園児に指導した。
園児はベコニアやマリーゴールドなどの花苗や、カブやオクラ、枝豆などの種を小さな手で優しく植えた。
植え終えた園児らは幼稚園の先生と一緒に「大きく元気に育ちますように」と手を合わせておまじないをかけた。
金遥翔くんは「大きくなるように水やりをがんばります。」と気合十分。
藤里幼稚園では全園児36人で水やりなどのお世話をして、収穫期には全園児で作業を行い園庭で枝豆などの試食会を開催する予定。
同支店畠山優子支店長代理は「幼稚園は通勤路なので園児らの成長とともに、作物の成長を楽しみに見守っていきたい。また、このような食農教育等を通じて地域に根差した活動を、JAとして地域の人たちと触れ合う機会を積極的に企画していきたい。」楽しそうに土とふれあう園児らの笑顔に、心が癒された。地域に愛されるJAのためにも、未来を担う子どもたちとJA職員がふれあい、「農」について楽しく学んでもらうきっかけ作りを今後も企画していきたい。」と意気込む。
同JAでは各支店が特色を生かし、地域に根差し、地域住民から愛される支店づくりに注力した運営を追求することとしている。

次代の白神ねぎ生産者ら栽培技術を学ぶ
初級者とされる生産者が参加し、県農業振興普及課、能代市農業技術センターの職員を講師に迎え今後発生が懸念される適正な病害虫防除方法や、畝立てした土の埋め戻し作業を能代市技術センターの圃場で実技を交えながら学びました。
担当するJA営農企画課佐藤課長補佐は「初級者講習会は毎年開催しており、白神ねぎ新規栽培者も今年度7人増加した。特に若年層が増えているのは次代の白神ねぎの担い手として、また地域の農業振興にとっても大変嬉しいことであるが、白神ねぎ栽培はこれまでの先輩農家が築き上げてきた技術が凝縮されていることをまずはご理解頂きたい。悩んだ時は地域の先輩農家にアドバイスを求めたり、今後開催される講習会等にも積極的に参加してもらいたい。
JAとしてもしっかりバックアップしていきたい。」と話します。
今年度から白神ねぎを作付けした参加者は「その時期に適した作業を指導してくれるのでありがたい。」と熱心に聴講していました。次回は土寄せをテーマにした講習会を予定しています。

「優績ライフアドバイザー賞」「優績スマイルサポーター賞」受賞
13JAが一堂に会して新年度共済事業における目標達成に向けたスタートダッシュを目的に毎年開催されています。
優績ライフアドバイザー賞を三熊貴峰経済課長補佐(前 のしろ北支店支店長代理(LA))が、優績スマイルサポーター賞を共済課の薩摩美幸さん(前 二ツ井支店)が見事受賞しました。
三熊課長補佐は「6年間共済ライフアドバイザーとして、多くの方々にお世話になりながら、お客様と一緒に将来の保障について考えてきた結果が今回の受賞に結び付きました。今年度からは経済課TAC職員として、農家組合員の生産コスト低減に貢献出来るよう頑張ります!」と意気込みます。
式典では、参加者全員による「頑張ろう三唱」で目標達成に向けて意思統一したあと、石原良純さん(俳優・気象予報士)による記念講演「石原良純、大いに語る~気象から家族の絆まで~」が行われました。
