あきた白神トピックス
秋田県営農指導事業交流会で会員相互の情報共有を
秋田県JA営農指導事業協議会は17日、秋田市で、全県JA営農指導事業交流会を開催した。
営農指導員ら50人が参加。
優秀営農指導員として、JAあきた白神の齊藤祐也さんとJA秋田たかのすの片岡新さん、JA秋田なまはげの三浦雄輝さんを表彰した。
交流会では、表彰者3人によるそれぞれの活動内容が発表され、JAあきた白神の齊藤さんは「白神ねぎとJGAP認証」と題して発表。JGAP認証への取り組み支援を通じて、JAの産地育成や個別経営体育成の重要性などについて発表した。
3人に発表終了後会場に集まって営農指導員らの投票によりJAあきた白神の齊藤さんが、12月1日に岩手県で開催される「JA営農指導実践北海道・東北ブロック大会」への出場が決まった。
齊藤さんは「JGAP認証においては同僚や、生産者、関係機関の多大な協力のもと取得することが出来た。北海道・東北ブロック大会でもその感謝の気持ちを伝えながら、JGAP認証の有用性を堂々発表してきたい」と意気込む。
交流会では表彰の他、その他、同会では秋田県立大学の上田賢悦准教授が「JA営農指導員に望む姿」と題して講演した。

白神ねきの気持ちをポエムに
ボクは白神ねぎのエリート候補生。
種から仲間と大事に大事に育てられやっと圃場へデビュー。(冒頭抜粋)
白神ねぎを栽培する(農)轟ネオファーム(代表髙橋裕 能代市轟地区)の作業舎内の一角には、白神ねぎの出荷用段ボールに、「ネギの声」と題し、書きしたためられたポエムが掲示されている。
掲示されたポエムを考えたのは、同法人の出荷調整作業に2年前からアルバイトに通う伊藤惠子(74)さんだ。
伊藤さんはこれまで、都心で、そこに暮らす学生や社会人向け寮で寮母として長年務め、退職を機に同法人でアルバイトを始めた。
「毎日、数百本のネギに触れて作業していたら、ネギの声が聞こえてきた気がしてポエムを書いてみた」と話す伊藤さんだが、自身ポエムを考えたのは初めて。
完成したポエムを地元新聞社大紙に投稿し、掲載されたのを機に、感銘をうけた同法人代表の髙橋裕さんが、地元の書道家に依頼して、出荷用段ボールに書いてもらった。
同法人代表の髙橋裕さんは「このポエムを眺めながら、作業することで、ネギ自身の気持ちが伝わり、「一本一本大事に消費者に届けなくては」という思いで、今まで以上に出荷調整作業に気持ちがこもるようになった」と掲示の効果を話す。
同JAねぎ部会ではねぎ部会員による抜き打ち品質検査をこれまで以上に厳しく実施するなどして「白神ねぎ」ブランドの評価や知名度を維持向上させようと品質重視を掲げ、今年度は171人の部会員が215ヘクタールに「白神ねぎ」を作付けし、目標販売額21億1125万円必達を目指す。
「ねぎの声」 全文
ボクは白神ねぎのエリート候補生。
種から仲間と大事に大事に育てられやっと圃場へデビュー。
雨や風にもめげず虫や病気には消毒されたよ。
自慢の白い足になるよう土の布団を何度もかけてもらった。
ぬくぬくのびのび足を伸ばして良い気持ち。アレッ 出番かな。
ねぎ掘り機の音が聞こえて来た。
ウワァー。ねぎの工場だよ。
人がいっぱいいるよ。
ゴオー!シュー!シュー!
すごい音だ。声が聞こえないよ。
ボクたちの枯葉やドロをふきとばしている。
真っ白い長い足だ。うれしい。
やっとネギらしくなった。
ボクたちのめざしているのは白い箱にお化粧してつめられお客様のもとへ。でもその前に最後の難関だ。
二本ずつ結束される。これがなかなかむずかしい。
ボクの担当のおばさんは結束2年目のアルバイト。だいじょうぶかな。
結束するときは一本ずつ ひと目で真っすぐか緑の葉っぱは3~4枚か折れてないか病気や虫くいは無いか襟割れはないか等々見るところがたくさんあるんだ。
そしてボクの相手をさがすんだ。
おばさんその娘でなくて、向こうにいる娘だよ。
そうそう、これでやっと結束だ。
それなのに最後の箱詰めのところで
いつもニコニコ笑ってるやさしい社長さんの目がキラッとひかる。返品された。どこが悪いのか。2回目OK。
やったー。白神ねぎになった。

故郷に誇りを「白神ねぎ」婚姻届に
能代市地域おこし協力隊の佐藤香蓮さん(30)が企画した、同市をイメージしたオリジナルデザインの婚姻届第2弾3種類がこのほど完成し、共用開始された。
そのうち「白神ねぎ」がデザインされた婚姻届は、仲睦まじく2本結束された「白神ねぎ」を夫婦にみたて、ポップな雰囲気に描かれており、その他にも「バスケットボール」と「嫁見まつり」がデザインされた婚姻届がそれぞれ完成。
第1弾と合わせて、全12種類の能代市らしいオリジナル婚姻届が共用開始された。
企画したきっかけについて「私自身結婚を機に能代市に住むことになったが、他地域にはご当地のオリジナル婚姻届があるのに、能代市にはなかった。すばらしい地域なのに、もったいなく思い今回作成した」と話す。
イラストは佐藤さんと県内外で活躍する同市出身のイラストレーターと相談し決定。
佐藤さんは「能代にご縁のある2人をオリジナル婚姻届で祝福したい。市外から移住された方も、市外に転出された方も、能代に誇りをもって2人で暮らしていってもらいたい」とオリジナル婚姻届に願いを込める。
能代市地域おこし協力隊は、同市の地域資源を活用したまちづくりを進めるにあたり、地域外からの人材を積極的に受け入れ、新たな視点や発想による地域の活性化に取り組むことが目的。

「白神ねぎ」初海外輸出
秋田銀行グループの地域商社「詩の国秋田」(伊藤晋宏代表取締役)とJAあきた白神は、行政機関の協力のもと、同JAの主力品目の一つである「白神ねぎ」を台湾に出荷した。
「白神ねぎ」が海外輸出されるのは初めて。
台湾向けの出荷は8月から9月にかけて4回行われ、計500キロが輸出される。
台湾と日本では、ネギ栽培に使える農薬が異なるため、同社台北支店が台湾の農薬基準を調査し、同JAが基準を満たしたネギの栽培に向けて生産者に協力を求め、営農指導を行うなど、およそ1年間かけて準備を進めてきた。
輸出用「白神ねぎ」は東京都の大田市場に送られた後、台湾が指定する荷受会社を通じて現地に到着し、台湾の百貨店での販売のほか、料理店向けに業務用として納品される。
同JA販売課清水貴智経営相談員は「「白神ねぎ」が台湾の方々にも受け入れられると自信をもって、これまで準備してきた。台湾の方々の反応を知るのが楽しみ。白神ブランドの他品目についても販路拡大の観点から積極的に海外進出を模索していきたい」と意気込む。
輸入業者からは「「白神ねぎ」は見た目も良く、自身をもって顧客へ提案できる。是非、継続して取り扱いたい」と太鼓判。
9月上旬の台湾の中秋節のセール期間の食品売り場にてマネキンやポップ等を利用したプロモーション販売を行う予定。
同JAではセール期間中の台湾の消費者の反応に注視している。

NOSHO球児に続け、少年球児の熱き戦い
JA共済の地域貢献活動の一環として、学童の体力向上と健全なスポーツ精神の育成を図ることを目的に「第20回JA学童野球大会あきた白神地区予選大会」が7月17日、藤里町清水岱公園野球場で開催された。
見事な試合運びで優勝した能代第四小野球クラブは9月下旬に秋田市雄和の秋田県営野球場を主会場に行われる「第20回JA共済学童野球大会」にあきた白神地区代表として出場する。
今大会には「能代第四小野球クラブ、二ツ井野球スポーツ少年団、藤里クラブ」の3チームが参戦。
日ごろの練習の成果を発揮し、ハツラツとプレーする選手たちにはベンチやスタンドから大きな声援が送られ、どのゲームも熱戦が繰り広げられた。
優勝した能代第四小野球クラブ主将柳谷柊汰(6年)は「失点につながる、チームエラーが少なくゲームを優位に運ぶことが出来たことが勝因。全県大会でも持ち前の守備からリズムを作って、優勝目指して頑張りたい。そして、自分の打席ではホームランを狙いたい」と抱負を語る。
▽1回戦
第 四310014 9
二ツ井021100 4
(第四)佐藤、田中快、武田―武田、柳谷
(二ツ井)松岡、鈴木、大越―淡路
佐藤、田中快、大山(第四)菊池(二ツ井)
▽決勝
第四300002 5
藤里001000 1
(第四)近藤、柳谷、小野―柳谷、武田
(藤里)小武海、菊地琉―桐越
佐藤(第四)小武海(藤里)佐藤2、武田
