あきた白神トピックス
あきた白神女性部×秋田やまもと女性部交流会を初開催
女性部(佐々木博子部長)は13日にJA秋田やまもと本店で、JA秋田やまもと女性部(木村弘子部長)との交流会を初めて開催した。
JAあきた白神女性部員8人、JA秋田やまもと女性部員10人が参加。
交流会では初めにJA秋田やまもと女性部が同JAで定期的に催すコーヒーサロンを見学。JA秋田やまもと女性部員が調理し提供する「おしるこ」に舌鼓を打った。
その後、JA秋田やまもと女性部員が用意した出汁に、JAあきた白神女性部員が持ち込んだ「だまこ」を入れた「だまこ鍋」や両女性部員がそれぞれ持ち込んだ郷土料理を囲んで交流会がスタート。
佐々木部長は「隣同士のJAであっても、その風習、食文化は異なるが、郷土料理などを守り、後世に伝えていく責務を持つJA女性部として、交流し絆を今後も深め、地域の風習や、食文化を守っていきたい」と話す。
初めは、遠慮しがちの両部員であったが、お互いが持ち込んだ料理レシピなどを紹介し合うなど、交流会は大いに盛り上がりを見せた。
JAあきた白神女性部事務局の生活課桂田真智子主査は「JA秋田やまもと女性部の、JAと近隣住民のかけはしとなるコーヒーサロンの取り組みなどを参考に、あきた白神女性部としての新たな活動を企画し、JAあきた白神女性部だからこそ出来る地域貢献活動を展開していきたい」と意気込む。

防犯研修会実施
二ツ井支店で強盗犯や、特殊詐欺犯の指示通りに現金を引き出そうとする来店客に扮した能代警察署員とのやり取りを通じて、防犯体制と特殊詐欺への対応について再確認した。
同JAでは、年末が近づくと全国的に強盗や特殊詐欺などの犯罪が発生しやすい傾向にあることから、発生時の対応について、共通認識を持つため全職員を対象に毎年防犯研修会を開催している。
同研修会で貯金窓口にて強盗犯対応した同支店畠山葵さんは「訓練と分かっていても、大声で脅されると圧倒されてしまったが、落ち着いて対応できたと思う。駆け付けた警察官にも犯人の特徴を的確に伝えることができた」話す。

白神山うど伏せ込み講習会
山うど部会(桜田和浩部会長)はこれから作業が本格化する白神山うど伏せ込み作業を前に、桜田部会長が所有するビニールハウス内にて部会員ら約30名が参加し「伏せ込み講習会」を実施した。
桜田部会長は「生産者の高齢化により産地として縮小傾向にあるが、昨年から新規生産者も加わってくれた。分からないことがあればいつでも遠慮なく聞いてもらって、皆で高品質な「白神山うど」をたくさん出荷しよう」と部会員を激励した。
JAの斉藤伸哉営農指導員は「これから収穫までは伏せ込み床の温度管理が最も重要。生産者によって加温の手法は異なるが、温度を一定に保つことは収量増にも繋がり共通事項なので、最後まで気を抜かず温度管理に注意して頑張りましょう」と呼びかけた。
講習会では、部会員同志が、加温時の電熱線の敷き方や、加温設定温度などを確認し合うなど終始活発な意見が飛び交った。
1月中旬から収穫最盛期を迎える「白神山うど」は、今年度88トンの出荷、6千万円の販売を計画している。

生産者の熱意を動画でアピール
りんどう部会(桂田浩樹部会長)は産地競争力を強化し、更なる産地拡大を図る「あきた白神りんどう」のPR動画を作成した。
同JAのPR動画は「白神ねぎ」「白神きゃべつ」「白神みょうが」に続く第4弾。
同JAではコロナ禍により積極的な販促活動が困難な状況が続いている中で、主力品目の白神ブランド青果物のPR動画を作成し、知名度向上を積極的に進めている。
完成したPR動画はDVDにし、来季の出荷最盛期前に全国の取引市場や量販店に配布するほか、同JAホームページや動画投稿サイトYouTubeでも公開する。
今年1年間かけて撮影・制作した「あきた白神りんどう」のPR動画はポップな音楽と字幕を入れながら春の定植作業から収穫作業までの情景を、りんどう部会員による、魅力をおよそ6分間に詰め込んだ。
PR動画の中で桂田部会長は「あきた白神りんどう特有の青紫色の発色の良さはどこの産地にも負けない自信とプライドが我々にはあります」などと生産者の熱意を伝えている。
同JA営農指導員の大高百合主査は「今年作成したオリジナルポスターと、このPR動画を最大限活用しながら、部会員とJAがより一層強力タッグを組んで「あきた白神りんどう」を盛り上げていきたい」と意気込む。

勤労感謝の日「ねぎらいの気持ち」をネギで
市農林水産部ねぎ課は11月19日から23日の4日間、勤労感謝の日(23日)にちなんだイベント「能代ねぎらいの日」を開催した。
11月23日を「ねぎらいの日」として初めて取り組んだのは、ネギの生産量日本一を誇る埼玉県深谷市で、「深谷ねぎらいの日」として2018年から始めた。この深谷市を参考に、2019年には千葉県松戸市でも「松戸ねぎらいの日」として取り組まれ、同年に開催した「全国ねぎサミットinまつど」の「全国ねぎサミット宣言」の中で、全国のねぎ産地でも「ねぎらいの日」に取り組み連携を強化してくことが宣言されたことから、能代市も2020年から「能代ねぎらいの日」の取り組みを始め、今年で3回目の開催。
能代市ねぎ課佐藤栄一課長は、「勤労感謝の日に、大切な人へ労い(『ネギ』らい)の気持ちを込めて、花束に見立てた「白神ねぎ束」を贈ってもらうことで、北海道・東北で一番の長ネギの生産量を誇る同市のPRと、大産地としての消費拡大を図りたい」と開催の趣旨を述べる。
19日には、いとく能代ショッピングセンター、テラタ能代バイパス店(能代市)で、20日にはイオンスタイル御所野(秋田市)の特設コーナーに、同市ねぎ課のマスコットキャラクター「白神ねぎのん」と、「白神ねぎガール」の3人が登場し、販促キャンペーンを行いながら、オリジナル缶バッチを手渡し、記念撮影に応じるなどしてイベントを盛り上げた。
お母さんと買物に来た菊地鈴さん(6)は「白神ねぎがたくさん入ったきりたんぽ鍋をお母さんに作ってもらいたい」と笑顔を見せた。
